エーミールと探偵たちのさくらんぼケーキ!物語に出てくるケーキを再現して見よう!
自分好みに楽しく作ってみてください。
エーミールと探偵たちのあらすじ
少年「エーミール」が主人公。
ある日、お母さんからベルリンに住むおばあちゃんの家に電車に乗って出かけました。その際におばあちゃんに渡して!と母から預かったお金を預かりました。140マルクという大金です。
大金を持っている緊張からか、それとも1人で遠くに住むおばあちゃんの家にいくために緊張していたのか、電車の中で居眠りをしてしまったエーミール。胸ポケット入れてあったはずのお金が無くなってしまいます。
盗んだのは自分の前に座っていた「山高帽の男」に違いない!そう思った「エーミール」
初めて訪れたベルリンの街で犯人捜しの旅が始まります。
地元の子どもたちの力を借りて町中を探し回ったエーミール。
とあるカフェでくつろぐ山高帽の男を発見します。
そして男を追い詰めついに盗まれたお金を取り戻すのです。
その時食べたのが「ホイップクリームてんこ盛りのさくらんぼケーキ」なのです。
エーミールはおかわりもしてたくさん食べました。という話。
大泥棒を捕まえたお手柄のエーミールはカフェでさくらんぼケーキを食べます。
そのケーキを食べさせてくれたのが新聞記者は「ケストナー」
作者自身が物語に登場するのです。
エーミールは山高帽の男から無事に140マルクを取り返すわけですが、実はこの男、懸賞金付きの銀行強盗だったことが判明。
犯人逮捕に協力したエーミールは更に賞金の1000マルク手に入れたのです。というお話。
エーミールはホントにほっとしてさくらんぼのケーキを食べたのでしょう。その証拠におかわりをしてまで食べています。
見つかってほんとによかったですね!
当時のベルリンの状況は?
その頃のベルリンは1920年代。黄金の20年と呼ばれヨーロッパ最大の都市となったベルリンにたくさんの人が集まったそうです。
演劇や建築、映画などの文化が花開いたのもこのころ。
たくさんのカフェがあり、当時の文化人や芸術家のたまり場になっていて長い時間語らっていたようです。
大きな世界大戦の間に挟まれていたこの時代。
キラキラしていますね。
さくらんぼケーキの作り方
「味わいの決め手 さわやかチェリーたっぷり!」
【タルト生地】
- タルト生地を前日に作り一晩寝かせる。
- 打ち粉をした台の上で生地を伸ばす。
- 型を乗せてフォークで穴をあけ200℃で10分。軽く焼く。
焼いている間にケーキの生地を作っていく。
【ケーキ生地】
- *常温のバターに砂糖を入れて白っぽくなるまで混ぜていき、レモンの皮1/2をすりおろして加え、卵黄を入れて混ぜる。
- メレンゲを泡立てます。最初に塩を入れ、更に砂糖を3回に分けて加えしっかりと泡立てていく。
- メレンゲと*をあわせいく。泡をつぶさないようにさっくりと混ぜていく。
- そこに粉類(シナモン・アーモンドプードル・薄力粉)を加えてさっくりと混ぜていく。
- 粗熱を取ったタルトの上さくらんぼのジャムを塗る
- その上からケーキの生地を流し入れ、アメリカンチチェリーを入れ、180℃のオーブンで45分焼く。
- 冷めたら型から外し、周りにアプリコットジャムを塗り、スライスアーモンドを貼り付けていく。
- 仕上げに粉砂糖を振りかけて出来上がり。
【ホイップクリーム】
- 生クリームを入れ泡出てていく。
- 途中でアーモンドミルクを加え更に泡立てる。
ホイップクリームにお砂糖は入らないレシピになっています。
この辺りはお好みでお砂糖を入れてもいいと思います。
ドイツ菓子らしさを出すための2つのモンとは?
「レモン」と「シナモン」
レモンの酸味とシナモンの香りが入るだけで一気にドイツ菓子らしさが出てきますね。
好みで増やしても減らしてもOK!です。
ドイツのコーヒータイムの6か条
聞きなれない言葉です。
お茶の時間を大切にしているドイツの方の力の入れようが違いますね!
- ・テーブルクロスを敷くこと
- ・キャンドルを置くこと
- ・ケーキが映える食器を用意すること
- ・季節の花を用意すること
- ・2種類の手作りのお菓子を用意すること。そのうち1種類は季節の果物を入れること
- ・たっぷりの生クリームを用意すること
ドイツの方は生クリームが大好き!
カフェでコーヒーを頼むと「生クリームつけますか?」と聞かれるほどだそうです。
金持ちの象徴のような感じだそうです。
さくらんぼケーキの材料
直径21cmの型 1台分
【タルト生地】
- ・無塩バター:100g
- ・粉砂糖:55g
- ・全卵:30g
- ・塩:ひとつまみ
- ・レモンの皮:1/2個分
- ・バニラエッセンス:適量
- ・薄力粉:130g
- ・ベーキングパウダー:3g
- ・さくらんぼジャム:80g
【バターケーキ生地】
- ・無塩バター:90g
- ・グラニュー糖:55g
- ・塩:ひとつまみ
- ・卵黄:55g
- ・レモンの皮:1/2個分
- ・卵白:80g
- ・グラニュー糖:60g
- ・アーモンドパウダー:90g
- ・薄力粉:66g
- ・シナモンパウダー:1g
- ・アメリカンチェリー:250~300g
【ケーキ飾り用】
- ・アプリコットジャム:50g
- ・アーモンドスライス:適量
- ・泣かない粉砂糖:適量
【ホイップクリーム】
- ・生クリーム(乳脂肪分35%):400g
- ・アーモンドミルク:120g
まとめ
今回の「さくらんぼのケーキ」は一昨年に放送されたケーキのレシピです。
何度も繰り返し放送されるということは作ってほしいとか、作っておいしかったというような感想なのだと思います。
このレシピはタルト生地の上にバターケーキの生地が乗るというスタイルですが、タルト生地はあってもなくてもどちらでもいいと思います。
お砂糖もグラニュー糖とありますが、普段使いの砂糖で全然いいと思います。
ただ、飾りに使う粉糖はぜひ「泣かない粉糖」を用意していただけたらと思います。普通の粉糖を使うと粉糖が溶けてしまい白くなくなってしまうのです。
100均等でも売っていると思うのでぜひご用意していただけたらと思います。
手作りのいいところは自分の好きに作れるところ!
レモンやシナモンが苦手なら入れなくてもよし!さくらんぼが苦手なら、リンゴやバナナに変えてもよし!
自分好みに作ってみてください。